クレジットカード延滞で裁判?

クレジットカードを長期で延滞した場合の法的手続きを解説します。内容はカード会社によって異なりますので、一例となります。

①支払督促
クレジットカード会社は長期で入金確認ができない場合、法的手続きに入ります。手続きとしては、支払督促を行うか、最初から民事訴訟を行うかのどちらかです。
支払督促とは裁判所を通じて督促書面を送ります。債務者が2週間以内に異議申し立てをしなかった場合、クレジットカード会社は強制執行が可能な状態となります。

支払督促に対して債務者が異議申し立てをした場合は、民事訴訟に移行します。実際に裁判所で裁判が行われますが、基本的には話し合いをして、分割で支払いをしていくという約束をし、和解書面が作成されます。債務者が裁判所に来なかった場合は、判決が出て、クレジットカード会社は強制執行が可能な状態となります。

強制執行は預貯金の差し押さえなどが行われます。また、債務者の勤務先がある場合は給与の差し押さえを行い、債務者の所有している不動産に価値がある場合は不動産競売の申し立てを行い、強制的な手段で回収を行います。