ほとんどのクレジットカードにはショッピングリボルビング払いの支払い方法があり、また、キャッシング機能も付帯することができるようになっています。キャッシングは年利18%、ショッピングリボは年利15%にしているところが多く、これがクレジットカード会社の収益源になっています。
はたしてこの金利は高いのでしょうか。普通に考えると高いです。ただ、無担保ということを考えると高いとも言えないのも事実です。クレジットカード会社は一定の割合で支払い困難や行方不明のお客さんがいて、貸倒が発生します。また、契約者本人が死亡し、相続放棄をすることによっても貸倒が発生します。
例えば住宅ローンの延滞なら不動産競売の申し立てをしたり、契約者死亡なら通常は団体信用保険が適用になり、残高に補填されます。また、車のローンであれば、車両を引き上げて売却し、残高に補填されます。
クレジットカードは無担保のため、回収手段がなく、貸倒の損失をすべてカバーしなければならないのです。そのような事情からキャッシングとショッピングリボの手数料は高めに設定されています。